サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス

SPACE
IS THE
PLACE
サン・ラー
地球人よ、さらば。
2021年3月5日(金)より、アップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほか順次公開

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス

サン・ラー
SUN RA AND HIS ARKESTRA IN SPACE IS THE PLACE
2021年3月5日(金)より、アップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほか順次公開
1974年|アメリカ映画|81分|スタンダードサイズ|モノラル|北アメリカ恒星系プロダクション作品|原題:SPACE IS THE PLACE(宇宙こそ我が故郷)キングレコード提供 ビーズインターナショナル配給
2021年3月5日(金)より、アップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほか順次公開
土星から降臨した宇宙音楽王、サン・ラーの革新的・暗黒SF!半世紀を経て突如!日本公開。
2021年3月5日(金)より、アップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテ・シネマート心斎橋にて、名古屋シネマテーク・アップリンク京都ほか順次公開
土星から降臨した宇宙音楽王、サン・ラーの革新的・暗黒SF!半世紀を経て突如!日本公開。
それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。 それは多重性制御、同位体瞬間移動、トランス分子化、周波数分極、永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、無限大の統合。

Trailer

Introduction

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それは多重性制御、同位体瞬間移動、
トランス分子化、
周波数分極、
永遠の闇、暗黒と白い闇の銀河世界、
無限大の統合。

アヴァンギャルド・フリー・ジャズの音源を大量に発表、その数があまりにも膨大なため誰も全貌を把握できていない土星からの使者、超現実的宇宙音楽の創造者であり、1993年に地球を去ったサン・ラーが脚本、音楽、主演をつとめた漆黒の革新的SF映画。ミュージカル、SFオペラ、社会評論を組み合わせた、まったく新しい映画体験を提供、クエンティン・タランティーノ等に影響を与えたブラックスプロイテーションの重要な作品と呼ぶ人もいる。それでも本作はジャンルの慣習に準拠しない。むしろ、サン・ラーの鋭い精神状態を視覚的に表したものだ。常に晴れて活気のあるカリフォルニアは、サン・ラーの予言的使命の装置として機能する。ここでは何でも可能であり、社会的ユートピアの夢がスクリーン上に浸透している。音楽は当時の政治的希望、つまり人種的抑圧からの解放を反映した銀河間の兵器。これは映画的で哲学的な若さの源であり、依然として重要な意味を放つ、時代を超えた傑作である。

オークランドのブラック・ユース・センターで、サン・ラーは聴衆に精神的解放と政治的暴力について説く。
「私は本物ではない。私はあなたと同じだ。あなたはこの社会には存在しない。もし存在するなら、あなたたちは平等な権利を求めていない。あなたは本物ではない。もしそうなら、あなたは世界の国々の間で何らかの地位を持っているだろう。よって私たちは共に神話である。私は現実としてあなたのところに来るのではない。私は神話としてあなたのところに来る、なぜならそれが黒人であるからだ。神話。私は黒人がずっと前に夢見ていた夢から来た。私は実際にはあなたの先祖から送られた存在だ。」(サン・ラー)

今日、『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』は、プロト・アフロフューチャリズムの代表として祭られている。報復を求める代わりに、サン・ラーは自由意志論者のユートピアを期待して未来に前向きに目を向け、遠く離れた銀河で彼のアーケストラと一緒にこの夢を生きている。そのライフワークと同じように、本作は音楽と芸術の力への賛歌であり、社会的および政治的変化を促進するための媒体だ。今日的な意味がかつてなく高まっているメッセージである。
この度上映されるのは地球上に残されていた唯一の35mmプリントからスキャン、史上初めてオリジナルの画面サイズであるスタンダードサイズ(1:1.33)で作られたデジタル素材である。オリジナルのフィルムの状態を最大限再現するため、一切レストアはされていない。
Storybg1
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Story

土星から降臨した超現実的宇宙音楽王、
サン・ラーが仕掛ける人類移送計画!
音楽を燃料に大宇宙を航行し
見つけた理想郷!
アメリカ航空宇宙局(NASA)
の追手をかわし、
ジャズで人類を移送できるのか!?
土星から降臨した太陽神であり、宇宙音楽王であり、大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは音楽を燃料に大宇宙を旅するなか、地球と異なる理想の惑星を発見した。ただちに地球に帰還、ジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動で黒人移送計画を立てるが、その技術を盗もうとアメリカ航空宇宙局の魔の手が迫る。
SUN RA

ABOUT SUN RA

地球は音楽なしでは動けない。
地球は一定のリズム、サウンド、旋律で動く。
音楽が止まれば、地球も止まり、
地球上にあるものはすべて死ぬ。
-サン・ラ-
ring
SUN RA SUN RA SUN RA SUN RA

脚本・音楽・主演:サン・ラー

ハーマン”ソニー”ブラントとして地球に姿をあらわしたサン・ラー(1914 – 1993)は、アメリカのジャズ作曲家であり、バンド・リーダー、ピアノとシンセサイザー・プレーヤーであり、実験音楽、宇宙哲学、多作な出力、演劇で知られる詩人と哲学者だった。サン・ラーは絶えず変化する名前と柔軟なラインナップを持つアンサンブル「アーケストラ」を率いた。彼は地球でのキャリアの過程で、数十枚のシングルと百を超えるフルアルバムを録音、作曲数は1000曲をはるかに超え、20世紀で最も多作なレコーディング・アーティストの1人となった。

アラバマ州で育ったブラントは、1940年代にシカゴのジャズ・シーンに参加するようになる。彼はすぐに出生名を放棄、エジプトの太陽神にちなんでサン・ラーと名乗り、自身をアフロフューチャリズムの先駆者とする複雑なペルソナと神話を開発した。彼の幅広く折衷的で前衛的な音楽は、スウィング・ミュージックやビバップからフリー・ジャズやフュージョンに至るまで、事実上ジャズの歴史全体に影響を与え、彼の作曲はキーボード・ソロから30人以上のミュージシャンのビッグバンドにまで及んだ。

1950年代半ばから93年に地球を去るまで、サン・ラーは音楽集団アーケストラ(マーシャル・アレン、ジョン・ギルモア、ジューン・タイソンなどのアーティストをフィーチャーした)を率いた。そのパフォーマンスには、古代エジプトの服装と宇宙時代に触発された精巧で未来的な衣装を着たダンサーやミュージシャンが含まれることが多かった。サン・ラーはメインストリームでの商業的成功は限られていたが、多作のレコーディング・アーティストであり、ライヴ・パフォーマーであり、彼の音楽とペルソナに関して生涯を通じて影響力と物議を醸し続けた。サン・ラーは現在、広く革新者と見なされている。

なおサン・ラーは1937年頃、突然強く明るい光に包まれ、一時的に土星にテレポートしている。UFOによる誘拐事件が広く報道され、人類が宇宙人を意識し始める20年以上も前の話である。サン・ラーは1988年に一度来日したことがある。

STAFF CAST

監督:ジョン・コニー

監督:ジョン・コニー

ジョン・コニーは、公共テレビの初期の頃にキャリアをスタートさせた。1968年、彼はプロデューサーのジム・ニューマンと共同で、1958年から1970年までニューマンのプライベート・アートギャラリーの名前であった「Dilexi」というシリーズの制作を開始した。ニューマンはアーティストがより広く人々にリーチできるツールとしてテレビを活用、12組のアーティストを揃えテレビのプログラムを制作した。その面々には、ダンサーのアンナ・ハルプリンとイヴォンヌ・レイナー、ビジュアル・アーティストのアンディ・ウォーホルとフィリップ・マカンナ、作曲家のテリー・ライリーとフランク・ザッパ、映画製作者のロバート・ネルソン、映画監督たちがいた。1972年、ニューマンとコニーがこのDilexiの流れでサン・ラーと接触、映画プロジェクトが始まった。結果、このプロジェクトは『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』として結実、1974年に完成した。

監督:ジョン・コニー
脚本:ジョシュア・スミス、サン・ラー
製作:ジム・ニューマン
撮影:セス・ヒル、パット・ライリー
音楽:サン・ラー
音:ロバート・グレイヴノア、デヴィッド・マクミラン、アーサー・ロチェスター、ケン・ヘラー
編集:バーバラ・ポクラス、フランク・ナメイ
出演:サン・ラー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サン・ラー
監視者・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・レイ・ジョンソン
ジミー・フェイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリストファー・ブルックス
キャンディ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バーバラ・デロニー
タニア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エリカ・レダー
バブルズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・ベイリー
バーナード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラレンス・ブリュワー
THE INTERGALACTIC MYTH-SCIENCE SOLAR ARKESTRA
Sun Ra/John Gilmore/Danny Davis/Larry Northington/Kwame Hadi/Ken Moshesh
June Tyson/Marshall Allen/Eloe Omoe/Danny Thompson/Lex Humphries/Tommy Hunter

review

星たち

標準的なブラックスプロイテーション映画の設定と要素のなか、<宇宙雇用機関>の存在が本作を並外れたものにする。

-Variety

本作には、おかしな瞬間がいくつもあるが、サン・ラーは輝いている。彼にとって、宇宙空間は単なる仕掛けや曲タイトルの情報源ではなかった。それは人種差別が機能しないゾーンだったのだ。

-New York Times

SFとブラック・パワーのレトリックでドレスアップされた、気さくなシュールレアリストの本作は、十分に快適に楽しめるが、音楽は厳密には偶然のように思える。

-Chicago Reader

もっと音楽があってもよかったかもしれないが、このバージョンは、90年代初頭にVHSで発売されたものより20分長く、サン・ラーのピラミッドの陰での1972年エジプトでのコンサートの映像も含まれていて最高だ。

-Village Voice

『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』は、前例のないスタイルの縮図だ。これは、SF、歴史小説、ファンタジー、アフロフューチャリズムの完璧な組み合わせだ。

-Beautiful Bizarre

サン・ラーの『スウィート・スウィートバック』(71年、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ監督)との接近遭遇。『第七の封印』(57年、イングマール・ベルイマン監督)と『エル・トポ』(70年、アレハンドロ・ホドロフスキー監督)のあいだのどこかに位置する、長きにわたり失われていた伝説の映画だ。

-MTV News

その笑える台詞、プロによるものとは思えないアマチュア風の特殊効果、そして比較したら『パルプ・フィクション』が単調に思えるほどのプロットラインにもかかわらず、本作は非常に魅力的な映画だ。カルト・クラシックであり、サン・ラーファン必見である。

-JazzTimes

『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』は、サン・ラ-の音楽と同じように非効率的で神秘的だ。50年代と60年代SFの安っぽい美学(カート・ニューマン監督『火星探検』のような)へのオマージュとして意図的に考案されたそのビジュアルは、爆発的に超越的な映画体験でラーの宇宙進化論と衝突する。

-Electric Sheep

私はいつも、サン・ラ-がこの映画を彼の宇宙観の正直で説得力のある蒸留として見ていると感じていた。

-ジム・ニューマン(プロデューサー)